COACHの創業
          
            1941年アメリカ・ニューヨークで創業。コーチは「乗り物」を意味しており、馬車の代名詞であったハンガリーのコーチ(Kocs)という都市名からきている。
            創業当初は皮革工房で、野球グラブの革を使用したバッグなどをアメリカ国内で生産する小さな企業だった。
            1962年ボニー・カシンがデザイナーに就任。女性のためのバッグというコンセプトのもと、買い物袋から着想を得た「カシン・キャリー」や「バケットバッグ」を発表。1973年に発表した「ダッフルサック」は若者の間で大流行する。オープンカーの留め具からヒントを得た「ターンロック」や犬の首輪とリードをつなぐ金具「ドッグリーシュ」を女性向けのバッグに採用するなど、数々の斬新なデザインが、コーチを一流ブランドへ成長させる。
            1985年サラ・リー社に買収されて以降皮革製品メーカーから、総合ファッションブランドへ発展していく。
            リード・クラッコフをデザイナーに迎えて以降、コーチはこれまでのクラシカルなイメージを一新する事になる。
            重厚な革製品だけでなく、軽いナイロン素材のバッグや、ウォッチライン・シューズライン、ウエアや帽子などトータルコーディネートを意識したラインナップを発表。新生コーチとして幅広い支持を受けるブランドへ成長。
            2001年には日本市場向けに、シグネチャー柄のキャンパス地ラインを展開。
            2017年COACHというブランド名がそのままに、会社名を「タペストリー(Tapestry)」に変更。
            デザイナーと職人・技術者・マーケティングなど密接に協力できるシステムを構築し、毎月新商品をリリースできる短期サイクルを可能にしています。各国ごとにデータを集計し、各国ごとにマーケティング戦略も変えている為
            常に変化するトレンドに合わせ商品開発を行ってます。
     
主なアイテム
             ■リアトート
               コーチを代表する定番トートバッグ。フロントについた大きなポケットが特徴的。モダンとクラシカル、そこ
              に機能性を合わせるコーチらしいデザイン。
            
             ■ランチトート
              1994年頃にに発表されたライン。女性のライフスタイルの変化に合わせカジュアル路線として登場。
              発表当時はレザーが主体でしたが、時代とともに進化を遂げ現在はシグネチャーライン等も発売されている。
            
             ■ダッフルサック
               1970年から続くコーチの定番ライン。バケツのような形と、斜め掛けにも肩掛けにもできる機能性と、レザ
              ーでありながらカジュアルに持てるデザインが若者に爆発的な支持を得たバッグ。
            
             ■カシン・キャリー
              1962年当時のデザイナー「カシン・キャリー」が発表した初のハンドバッグ。女性の為の、機能的でスタイリ
              ッシュなデザインというコンセプトが人気を呼び大流行した。その後も現代風にアレンジされ発表今もなお人
              気のラインである。
            
             ■シグネチャー
              Cマークがいくつも重なり合ったモノグラム。2001年に発表され、これまでの革製品中心のクラシカルなイメ
              ージを一新したデザイン。現在コーチを代表するデザインとなっている。
             
             ■レガシー
              2006年に発表。コーチの伝統の再解釈がテーマとなって作られたライン。
              レガシーという名前でありつつ現代的なコレクションであり、現在も新しコレクションを発表し続けています