Salvatore Ferragamoの創業
1927年イタリア フィレンツェで「サルヴァトーレ・フェラガモ」を創業。
サルヴァトーレは、14人兄弟の11番目。最初に靴を作ったのが9歳の時、教会の儀式に参加する妹の為に作ったのが始まり。15歳の時、自宅で靴屋をを開業。その後アメリカに渡り、ハリウッド俳優らを顧客にし「スターの靴職人」と言われる。そしてイタリアに戻り「フェラガモ」を開業する事となる。顧客には数々のハリウッドスターたちが名を連ね、高級靴の代名詞的存在となる。
しかし、世界恐慌や第二次世界大戦などの逆境を乗り越え、新しい素材を使った靴を作り始めます。それが現在も
定番となったコルクを使った「ウエッジソール」です。
1965年長女フィアンナによるハンドバッグコレクション、1970年にはメンズシューズ、ウエアを展開。次男のレオナルドにより拡大され、3女フィルヴィアがシルクスカーフとタイを展開し、世界的な総合ファッションブランドへと成長を遂げる。
主なアイテム
■ガンチーニ
フェラガモを代表するアイコン。ガンチーニとはイタリア語で「小さな留め金」を意味します。
サルヴァトーレの死後、娘であるフィアンマ・フェラガモによってデザインされ、1969年初めてバッグの金具
に使われました。フェラガモ本店のスピーニ・フェローニ宮殿の扉の引き手からインスピレーションを受けた
と言われています。現在は店舗以外にミュージアムとなっておりフェラガモを象徴する建物となっています。
■ヴァラ
まさにフェラガモのイメージそのものである「ヴァラ」メタルプレートに蝶の羽のようなリボンが付いたデザ
現在はバッグや靴、アクセサリーなど色々な商品に使用されていますが、もともとは1978年、リボンがついた
靴からスタートしました。サルヴァトーレの長女である、フィアンマ・フェラガモが、履き心地の良い靴を作
るための研究を続け誕生したのが始まりです。
■ウエッジ
今では定番のウエッジソールですが、一番最初にウエッジソールを発表したのがフェラガモです。
戦時中の資材不足でなかなか良い資材が手に入らず、試行錯誤の末に考え出されたのがウエッジソール。
土踏まずの部分をコルクで固めて埋めるという製法により、クッションの上を歩くような履き心地の良い靴を
作る事に成功。靴にこだわる続けるフェラガモならではの発想が生み出したアイテム。
■ソフィア
2009年に発表されてから現在も人気のライン。シンプルなカーフレザーから、バイカラー、コットンキャンバ
スとの組み合わせや、スパンコール、エキゾチックレザーなど様々な素材で発売されています。