GOYARDの創業
1972年ピエール・フランソワ・マルタンが「メゾン・マルタン」としてフランスで創業。旅行用のトランク専用メーカーからスタートする。メゾン・マルタンは上流階級で人気となり、ベリー侯爵夫人マリー・カロリーヌ・ド・
ブルボン・シシル妃殿下御用達の称号を得る。
マルタンの後継者となった、ルイ・アンリ・モレルは、エドメ・ゴヤールの息子で当時17歳だったフランソワ・ゴヤーを弟子にとり技術を継承していく。1852年モレルの死後「メゾン・ゴヤール」としてフランソワに受け継がれ
メゾン・ゴヤールは高級トランクメーカーとして大躍進していきます。
1885年フランソワの息子エドモンが後継者となる。
エドモンは、現在のゴヤールのシンボルである「ゴヤールディン」というモノグラムの生みの親です。
この柄は樹木をイメージしておりゴヤール家と人類の歴史を表しています。
リネン・コットン・ヘンプから作られたキャンパス地は、耐久性・耐水性に優れ、トランクの品質向上に大活躍します。その後もエドモンド・ゴヤールの活躍で世界中の博覧会で優秀な成績を残します。
イギリス王家紋章・ロシア皇帝紋章・アメリカ政府刻印の文章も受賞。
1998年ゴヤールの熱狂的なファンであったジャン・ミシェル・シニョールに買収される。
ゴヤールの熱烈なファンであったシニョールは、その歴史や世界観を崩すことなく大切に引き継ぎ、これまで以上に安定した経営を行います。
主なアイテム
■サンルイ
ゴヤールの象徴と言えるトートバッグ。耐久性に優れ、非常に軽い素材で作られたサンルイは、その圧倒的
軽さが人気。また、何層にも皮を重ねて作られた取っ手は、強度に優れている。またリバーシブルで使えるデ
ザインも人気の理由。
■サイゴン
台形状のクラシカルなデザイン。ハンドルとバッグに入った2本のウッドラインが特徴。
■サントマリークラッチ
少し長めのクラッチを折り返して持つデザイン。折り返す方向によって、ゴヤールのロゴ柄と無地のデザイン
を楽しめます。
■アルトワ
サンルイに非常によく似たデザイン。違いは、アルトワはファスナー開閉になっており、素材もやや硬め。
またショルダーも少し長めの為、肩に掛けやすいデザインになっている。またハンドルのステッチに赤い糸を
使っている所が特徴。
■アンジュ
サンルイをリバーシブルにしたデザイン。ゴヤールのロゴ柄と、レザーのリバーシブルというデザインが特徴
■ベルシャス
1970年代、ワイン愛好家がワインの持ち運び用にオーダーした事が誕生のきっかけと言われている。
ワイン収納が目的だった為、大きめの容量と、雨などから守る為にフラップがついている所が特徴。