GUCCIの創業
GUCCI(グッチ)は1921年グッチオ・グッチにより創業 イタリアのファッションランド。
皮革製品、服、宝飾品、時計、香水など幅広く手掛ける。品質保証の為に商品にデザイナーの名前ををいれた事でも有名で、今では当たり前ですがデザイナー名を商品に取り入れた第一人者です。「G」をふたつ重ねたロゴはこの時誕生し、ブランドの元祖と呼ばれました。乗馬をモチーフとした皮革製品が人気に火を付けましたが、第二次世界大戦の影響で革等の物資が不足し、その代用品として1947年に、持ち手部分に竹素材を使う発想が世間を驚かせます。「バンブーハンドルバッグ」(bamboo
handle bag)を発売し、そのアイディアが人気を博し、60年以上経った今でも人気のシリーズです、1953年にグッチオ・グッチが亡くなった後は、血族間の争いが絶えなかったが、数々の試練を乗り越え、1989年にドーンメロー氏が副社長に就任すると同時に復活し、本物の良さを追求した製品に絞り、世界中のグッチファンにより不動の人気となりました。紆余曲折を乗り越え、歴史のあるグッチは今もなお高い人気を誇るブランドです。
主なアイテム
■GGキャンバス
GGマークをモノグラムしたデザイン。グッチの定番シリーズ。もともとは、1935年の禁輸措置の時に、資
源不足を回避するために革以外の素材でバッグを作った事から発表された。
■ディアマンテ
小さなひし形が連続して交差するダイヤモンドデザイン。1930年半ば戦争により物資が不足していた時代に、
革の代わりに強度のあるバッグ素材として、ヘンプに強度を加えるためダイヤモンドパターンを織り込みバッ
グに使用した。
■バンブー
バッグの取っ手部分が竹を折り曲げた素材でできた製品の総称。1947年に最初に作られ、1990年代に現代的に
使いやすく小型化されたバンブーコレクションを発表。時代とともに進化し続けるシリーズ。
■ジャッキー
ジャッキーラインというのは、「ジャッキー金具」丸みのあるプッシュロック式のクロージャー金具を特徴とし
たシリーズ。
ジャッキーという名前の由来は、ジョン・F・ケネディ元アメリカ大統領夫人のジャクリーヌ・ケネディ・オナシ
スがダブルデイの編集者として働いていた時にこのバッグを常に持ち歩いており、またその姿を何度も写真に撮
られたことからジャクリーヌにちなんでジャッキーという名前で呼ばれるようになりました
■ホースビット
ホースビットというのは、ホース(馬)、ビット(馬具)という馬具にある轡(くつわ)と鐙(あぶみ)をモチーフ
にした装飾。グッチのホースビットローファーは、1953年にブラックやブラウンのソフトで履きやすいメンズモ
カシンの装飾として最初に用いられました。
■シェリーライン
緑・赤・緑の3本ラインが入ったデザイン。もともとは馬の背中にサドル固定するためのキャンバス地の帯ひも
が基になっており、レッドとグレーンだけではなく、ブルーやブラウンなども使われておりその総称としてシェ
リーラインとも呼ばれます。
■フローラ
1966年にモナコ公国妃グレース・ケリーのために特別にデザインされたもの。9つの花がプリントされた美しい
フラワープリント。2005年にクリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニによってプリントキャン
バスバッグとしてリニューアルされました。
■グッチシマ
2005年フリーダジャンニーニが発表したシリーズ。シマ(issima)はイタリア語で「最高級の」という意味で、
最高級のレザーを使用したシリーズが「グッチシマ」です。
■GGブルームス
トムフォード・フリーダジャンニーニが退任後、2015年アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブディレクタ
ーに就任。就任後最初に発表されたのが「GGブルームス」です。GGキャンパスにポリウレタン加工を施した
GGスプリームキャンバスにゼラニウムのフラワープリントが鮮やかデザイン。